佐野准教授がCAE計算環境研究会にて招待講演を行いました

佐野准教授が、12月4日に帝京大学霞が関キャンパスで開催のCAE計算環境研究会第10回シンポジウムにて、「FPGAによる高性能データフロー計算システムの研究開発と数値流体力学計算への応用」と題した招待講演を行いました。

ムーアの法則による半導体の微細化や高性能化が停滞する「ポストムーア時代」では膨大な数のチップ上のトランジスタを相対的に増大する信号遅延の下で効率良く利用する必要があることを指摘し、そのためには、命令格納方式で手続き(命令)を逐次的に実行するノイマン型アーキテクチャに代わり、データフローに基づく計算モデルとアーキテクチャが重要となることを述べました。また、多数のFPGAを用いたデータフローアーキテクチャの構想と、それに向けたデータフロー津波計算機の事例を紹介しました。