計算数理科学分野は、大学院が情報科学研究科、学部が機械知能・航空工学科航空宇宙コースに所属しています。機械系から情報科学研究科に進学できる数少ない研究室です。分野を担当している山本教授は、これまで30年以上にわたり数値流体力学(CFD)研究を行ってきました。約10年間工学研究科航空宇宙工学専攻に所属の後、2004年に現研究科へ異動しました。同じく古澤准教授は、2018年に助教から昇任しました。CFD研究はここ30年間で急速に進展したおかげでかなり成熟した状況にあります。その解法や計算コードはもはや出尽くしたという者もおります。ある意味ではその通りで、従来型のCFD研究を続けていたのでは、研究の進展を図ることは難しいでしょう。 当分野はそのような従来型の研究手法にとらわれることなく研究の視野を飛躍的に広げるために、異なる研究分野との融合に積極的に取り組んできました。CFD研究の基盤はあくまで流体工学ですが、計算機工学との融合、化学工学との融合、などを推進してきました。今後さらに、他分野との融合を探求します。特に我々の研究室では、機械工学と情報科学に精通した数値計算のプロを養成します。したがって、当研究室から修了・卒業した学生は、これら異なる分野の知識、技術そして研究能力を身につけることにより、単に機械工学を身に着けた研究者・技術者に比べて、より広域の職種において優位に活躍することができ、企業や研究機関で他者を大きく引き離した研究能力・技術力を発揮することができると期待しています。 これまで修了・卒業した当分野のOBは、下記のような様々な企業等で活躍しています。

修了生・卒業生の主な就職先: 三菱重工、東芝、日立製作所、三菱日立パワーシステムズ社(MHPS)、東洋エンジニアリング、荏原製作所、トヨタ自動車、日産自動車、三菱自動車、JR東日本、JR北海道、新日鐵住金、エクソンモービル、出光興産、東京ガス、竹中工務店、野村総研、パナソニック、新日鉄住金ソリューションズ、東北電力、理化学研究所、東北大学など
  情報科学研究科のカリキュラムはものすごく柔軟です。工学研究科では各専攻の専門科目をかなり選択必修しなければなりませんが、情報科学研究科では、基礎・専門の4科目以外は実質的に研究科内外の何を履修しても、指導教員が認めさえすればOkです。学部の講義でさえも Okです。現に当研究室の学生は、工学研究科の流体・航空関連の講義をはじめ、経済や語学関連の講義なども必要に応じて履修しています。したがって、場合によってはゼネラリストも養成できるカリキュラムです。 講義以外のすべてのカリキュラム、インターンシップ、分野セミナー、修士論文発表などは、機械系に所属する工学研究科と情報科学研究科の研究室は一体で実施されています。 これからの時代、情報科学に長けた人材はあらゆる分野で不足することが予想されています。したがって、我々の研究室を修了・卒業した学生は希少な存在であり、また渇望される存在です。 皆さんの将来を長期的に見据えて、周りに流されることなく、自分の将来の目標達成に我々の研究室が必要であると思われたのでしたらば、ぜひとも一緒に研究しましょう。